イタリア帰りの講談師・神田山陽 2015年6月2日

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先日、ラジオで、北海道の大空町に住んでいる講談師・神田山陽の話を聞いた。

それが、すこぶるつきに面白かった。

以前、ひょんなことで、文化交流使として、1年間イタリアに滞在したという。

イタリアで、たどたどしいイタリア語で、体当たりで演劇に参加したらしい。

そのとき、友達になったイタリア人が、突然、日本に訪ねてきて、

「お前が、ふだん家庭で食べているものを食わせろ」といわれた。

かの地には、「あなたの食べているものを教えて。

そうすれば、あなたのすべてが分かる」ということわざがあるとか。

さすが、スローフード発祥の国である。


とにかく、神田山陽は、体当たりで体験し、そのことを

 ひとびとに、あるいは、子供たちにを語り続けることを自分の使命としている。

イタリアから帰国して、ふるさと青空町に住み着き、

まず、近所の小学校に1年間通って、子供たちと付き合ったというから、ただものでない。


民俗学者の宮本常一のいう「世間師」を

目指しているという。


「世間師」とは、辞書によれば、

「世間を旅しては生活する人びと、

あるいは、その際の豊かな経験をもとに世事をたくみに処理する人。」

さらに、「悪事などによってだまして歩く人」という悪い意味もある。

中世や近世では、農村社会の外にいて、旅する人びとで、

しばしば訴訟や百姓一揆の指導者に祭り上げられる存在だったという。


「現代の世間師」・神田山陽が次に何をするのか、眼が離せない。


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by kitanojomonjin | 2015-06-02 13:02 | 人生 | Comments(0)