中村屋サロン美術館 2014年10月31日

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新宿の中村屋が、リニューアル・オープンし、

新たに3階に、中村屋サロン美術館が

出来た。

カレーライスでおなじみの中村屋だが、

創業者の相馬愛蔵・黒光夫妻が、

明治末から、昭和初期にかけて、

多くの芸術家や文化人を支援したことでも

知られている。

開館記念特別展は、

中村サロンーここで生まれた、ここから生まれたー

と題して、萩原禄山の彫刻や中村彝(つね)の絵画を中心に

展示していた。


興味深かったのは、

中村不折の名前のいわれが紹介されていたこと。

中村不折は、ご存知、「中村屋」の独特の看板の字を書いた

画家であり、書家でもある。

正岡子規と交流があった。

のちに、夏目漱石の「吾輩は猫である」の挿絵も書いた。

森鴎外とも親しく、鴎外が、自分の墓碑の銘を不折に

書いてもらうように遺言したことでも知られる。


不折は、本名・鈼太郎といった。

正岡子規と付き合い、俳句をはじめてから、

不折と名乗りはじめたらしい。

その理由は、なんども挫折しそうになるが、

挫折しないという思いをこめて、

不折と名乗ったというのだ。

知らなかった。

単なる、俳人の風流な趣味の名前では

なかったのである。

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by kitanojomonjin | 2014-10-31 14:56 | 人生 | Comments(0)