ダブリンで日本美術のお世話を 2014年10月4日

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「ダブリンで日本美術のお世話を」という

本を読んだ。

著者は、永年、アイルランドに在住の

潮田淑子さん。

司馬遼太郎さんが、「愛蘭土紀行」で

訪れたときにも、現地でお会いしている。

副題は、「チェスター・ビーティー・ライブラリーと私の半世紀」

となっている。

一介の主婦が、頼まれて、

ダブリンにあるこの美術館(CBL)の学芸員の仕事をした。

この美術館、日本の浮世絵や物語絵など、とんでもなく

貴重な美術品を保管していたところから、

話しは、どんどん膨らんでいく。

日本に持ってきて、修復したり、

終いには、里帰り展をするまでにこぎつける。

その橋渡しをしたのが、1985年アイルランドを

訪問された当時の皇太子・同妃殿下(現在の天皇・皇后陛下)

だったという秘話が紹介されている。


アイルランドと日本の、草の根ともいうべき、

文化交流の苦労話が、

暖かい筆遣いで記されている好書である。


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by kitanojomonjin | 2014-10-04 18:45 | 旅の街角から | Comments(0)