1本のアイスキャンディー 2014年8月1日

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7月30日付の東京新聞のコラムに載っていた話。

71歳の女性の読者から、こんなアイスキャンディーにまつわる

思い出が寄せられたという。

幼い日のことである。

夏の炎天下、母親が汗だくになって

子どもだった彼女を背負っていた。

途中、母親が、アイスキャンディーを1本

買ってくれた。

1本きり。

幼いながらも子どもは、母のことが気になって、

「母ちゃんも半分、食べていいよ」と差し出した。

「そうかい」

お母さんは、キャンディーを口元に持っていった。

ところが、食べたふりだけ。

食べないで、子どもに返す。

それが子どもの目にも分かった。

1本きりの氷菓が母と子どもの間を往復する。

短い言葉の中に込められた、母への気持ち、

子への思い。


なんでもない話だが、なぜかこころにしみる話しだ。


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by kitanojomonjin | 2014-08-01 14:13 | 人生 | Comments(0)