野村胡堂とあらえびす 2014年7月17日

c0069380_12475225.jpg


「叙述がすずやかで、すだれごしに

上等な夏の料理をたべているような気がした。」

作家の司馬遼太郎さんが、

野村胡堂の「銭形平次」の文章について、

語っている言葉である。

7月14日付の毎日新聞の余禄に紹介されていた。

出典は、街道をゆく「神田界隈」だった。

続けて、こうも書いている。

「平次と八五郎の関係は、シャーロック・ホームズと

ワトソンの関係に似ているが、

おそらく胡堂は意識してそうしたのだろう。」


司馬さんは、野村胡堂の音楽評論のペンネームが

「あらえびす」であることを後に知ったとも書いている。

ここから先は、小生の思い出である。

高田馬場に、胡堂ゆかりの名曲喫茶あらえびすがあった。

今でも、あるはずである。

学生時代、友人がこの喫茶店の女性に恋をした。

結局は、片思いにおわったようだったが。

「すずやかで、すだれごしに

上等な夏の料理をたべているような気がした」

という叙述と、あらえびすをめぐる思い出が

重なり、なつかしく感じられた。

機会があったら、

また、胡堂ゆかりの「あらえびす」を訪ねてみたい。

それにしても、

「すずやかで、すだれごしに

上等な夏の料理をたべているような気がした」

という料理とは、

いったいどんな料理なのだろう。




お読みいただいた記念にランキングをクリックしてください。
人気blogランキングへ
[PR]
by kitanojomonjin | 2014-07-17 13:02 | 旅の街角から | Comments(0)