今ひとたびの戦後日本映画 2014年4月16日

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川本三郎の「今ひとたびの戦後日本映画」を

読んだ。

20年前に、出版されたものを

神保町の古本屋でみつけた。

本の腰巻に、

「なぜ田中絹代や原節子は

あんなに美しかったのか」とある。

著者は、あとがきで、その答えとして、

戦争の影が大きく影響しているのではという。


「それは、彼女たちが、彼女たちだけが、

生きていてよかったという喜びと

死んだ人たちに申し訳ないという悲しみを

かろうじて重ね合わせることが出来たために思えて

ならない。」


なるほど。

映画「東京物語」の、戦争で夫を亡くした妻の

原節子も美しかった。

映画「風の中の牝鳥」で、子どもの薬代のために

身体を売る田中絹代も、美しかった。


美しくも凛々しい彼女たちの魅力の源は、

そのへんにあったのか。




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by kitanojomonjin | 2014-04-16 11:12 | この国のかたち | Comments(0)