黒曜石・3万年の旅の不思議 2005年6月3日

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(黒曜石・写真提供 NPO三内丸山縄文発信の会)

黒曜石3万年の旅のお話を、浅間縄文ミュージアムの
堤隆さんにうかがう機会があった。
(5月20日開催された縄文塾にて)

写真の黒光りした石が、黒曜石である。
この石匙(いしさじ)は、青森の三内丸山遺跡で出土した。

黒曜石の主な産地は、北海道と信州である。
黒曜石のスグレた点は、その成分分析から、
産地を特定できることである。
京都大学原子炉実験所の藁科(わらしな)哲雄博士などが
もっぱら分析に当たっている。

この分析から、黒曜石が、ずいぶん広範囲に旅を
していることがわかってきた。
たとえば、三内丸山では、写真の石匙は、北海道産。
さらに、長野県霧が峰産の黒曜石の石族も出土したという。
黒曜石はずいぶん長旅をしていることになる。

黒曜石の旅で、最も興味深いのは、太平洋の神津島の
場合だろう。神津島原産の黒曜石が、関東各地から
出土している。
黒曜石は、海を渡っているのだ。

中には、縄文時代をはるかにさかのぼる旧石器時代
3万年前のものも含まれている。

神津島の黒曜石はどのようにして海を渡ったのだろうか。
皮袋のいかだ説、丸木舟説などさまざまな意見がある。

あなたもこの謎を推理してみたらどうだろうか。


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by kitanojomonjin | 2005-06-03 18:11 | 縄文 | Comments(0)