津軽・年越し日記 2011年12月29日

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                                 加藤惣平「遥かなる津軽」より

この時期になると決まって、

写真家・加藤惣平さんの「遥かなる津軽」の

一文を思い出す。

「津軽で一度は年を越してみたい。

昭和も終わりに近い62年暮れの29日に

弘前に入った。

元旦。うっかりしていたら、近所のの食堂は

どこも休み。

あり合わせの即席ラーメンで元旦を祝った。

2日、店を開けたいつもの店で、情けない元旦の

話をしたら、店の女性が

「なんで家へ来なかった。水くせえ」と

涙うかべて怒っていた。」


それだけの話である。

でも、「水くせえ」といって涙を浮かべる

暖かさ(人情の濃さ)が津軽にはある。

毎年、今ごろになると、この話を思い出す。


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by kitanojomonjin | 2011-12-29 15:48 | 人生 | Comments(0)