笛を吹く男 2011年10月25日
2011年 10月 25日先日の東京新聞に、
武者小路実篤の「笛を吹く男」
という詩が、紹介されていた。
笛を吹く男あり
あまりうましとは
言えざれど
彼はうまず笛を吹くなり(中略)
ああ笛吹く男
今日も笛を吹く
聞く人ありやなしや
喜ぶ人ありやなしや
彼は何にも考える閑なく
ただ心ゆくかぎり笛を吹くなり(中略)
彼は死ぬまで笛を吹く男
死んでも笛を吹く男
自分の内に生きたものは
他人の内に又生きる
『武者小路実篤詩集』(’66)より
人生は笛を吹き続けることかもしれない。
ふと、そう思う。
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