博物館はみんなのものだ 2011年6月9日
2011年 06月 09日「博物館はみんなのものだ」
先日の新聞に、元民博教授の小山修三先生が載っていた。
(2011年4月4日~8日・日経新聞・夕刊「人間発見」)
いま、吹田市立博物館長をつとめている
先生の奮闘記である。
上から目線の、「見せてやる」という博物館は
いま壁にぶつかっている。
そこで、先生は、市民委員44人に徹底的に議論させて、
市民の企画した展示を行った。
最初は、
「千里ニュータウン展ーひと・まち・くらし」。
日本有数のニュータウンの昔と今を
市民が持ち寄った展示品を中心に見せた。
「三丁目の夕日」の世界のような
レトロで懐かしい生活グッズがずらりと並んだ。
2カ月足らずで、2万2000人が来た。
前年の2倍だった。
そこで、冒頭の結論に至る。
「博物館はみんなのものだ」
そして、次々にヒットを飛ばしているという。
小山先生らしいエピソードだ。
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