天皇の世紀9 2010年9月18日

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「天皇の世紀9」を読んだ。

徳川慶喜の描写がいい。


「潔かった大政奉還以後、慶喜は決断を失ったように

見えた。

濃霧に閉ざされた深い森の中で道をなくして、

こちらだと歩みだしてから、

また立ち止まり、

自信なく他の方角を指して歩みかけながら、

足は停止したままでいる。

決断ないままに、時局の強い力で押し流されていた。

味方の大挙上京を認めながら、

戦争をする覚悟はなく、

また戦にはならぬものと浅く見ていたようである。」


賢明過ぎるのか、優柔不断なのか。

慶喜には、いつも、歴史上の謎が付きまとう。


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by kitanojomonjin | 2010-09-18 12:05 | この国のかたち | Comments(0)