ミニ土偶 2010年5月31日
2010年 05月 31日先日の朝日新聞に、滋賀県で出土した
縄文時代草創期(およそ1万3000年前)の
ミニ土偶の写真が載っていた。
各紙のなかで、一番かわいい写真がこれだった。
高さ3.1センチ。
小指の関節より小さいくらいのミニ土偶である。
いろんなひとが、論評していたが、
小山修三先生の論評が一番的確であった。
小山先生は、乳房が強調されている点に注目。
「当時の豊穣さのシンボルが女性の胸に
あったということだろう。
縄文中期の土偶が、腹部や臀部を強調した妊婦型なのとは対照的。
小型なのはお守りのように持ち歩くためでは」とみる。
三内丸山遺跡の板状土偶は、20センチ以上ある。
個人用か集団用かとかその用途も
時代と大きさによって
おのずと違ってくるはずだ。
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