天皇の世紀2 2010年3月30日

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「天皇の世紀」2をようやく読み終わった。

安政の大獄に、大半を費やしている。

実に、重い。


次の言葉が、印象的だ。

「明日を構想する知恵と勇気は

一朝に生まれるものではなかった。

封建時代の人間は、樹木のように

地面の土に結びついていた。」

その陣痛のようなこう着状態が

延々と記述される。


明治100年にあたって、1969年から、

描き始められたこの作品。

明らかに、学生運動のこう着状態の時代を意識している。


そして、大仏次郎は、あくまでも

吉田松陰にシンパシーを抱く。

最後のページで、こう語る。

「(倒幕の一線に立った志士たちは、)

皆、松陰が孵化させた小さい蝶たちである。

死刑と定まったと見ゆる牢獄の中にいても、

先生はまだ教えている。」


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by kitanojomonjin | 2010-03-30 12:05 | この国のかたち | Comments(0)