蕪村忌 2009年12月25日

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きょうは、蕪村忌だという。

正岡子規は、芭蕉より蕪村をおおいに評価して、

自宅の子規庵で、毎年、蕪村忌を開いた。

きょうの毎日新聞に、子規の句が紹介されている。


   風呂吹きをくふや蕪村の像の前     子規


この日、出席者は、蕪村の名にちなんで、

蕪(かぶら)の風呂吹きを食べるのが、

慣わしだったという。

こんな句も、紹介されていた。


   蕪村忌の風呂吹き足らぬ人数かな     子規


子規庵での蕪村忌への参加者が多かったのは、

明治32年(1899)。

参加者46名。

おそらくこの年の句だろう。

参加者が多く、風呂吹き大根も足りなくなってしまったという。


一方、ちょうどこの年12月、子規の部屋の障子に、

ガラスがはめられた。

寝返りを打つのも苦しくなった子規は、

ガラス障子を通して見える庭の光景が

その全ての世界だったはずである。

にもかかわらず、

子規の食欲は衰えず、その句はあくまで明るい。


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by kitanojomonjin | 2009-12-25 12:47 | 人生 | Comments(0)