縄文人からの質問状・土偶(どぐう) 2005年3月26日

1994年、青森市の三内丸山遺跡から、

高さ32センチの大型板状土偶が出土した。

あれから11年。縄文のことは、どのくらい

解明されたのか。わかったことと同じくらい

不思議も増している気がする。

まあ、そんなに慌てるまい。4000年以上前の

縄文人が、現代人につきつけた質問状と

思って、遺跡や遺物と向き合い、じっくり

考えてみよう。

まずは、板状土偶である。
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(写真提供 NPO法人 三内丸山縄文発信の会)
よく写真をごらんいただきたい。

胸と腹部にある3個のポッチは、乳房とおへそを

表し、女性をかたどっているといわれる。

よくみると、首のところに線が入っている。

実は、この土偶は、首と胴体がはなれて、

別のところから、出土している。

これも、不思議のひとつ。

最も興味深いのは、穴の不思議である。

土偶の口から、垂直に下まで、穴が開いているのだ。

この穴は、なにを意味するのだろう?

もうひとつ穴の不思議。土偶の両方の耳に穴が

あけられている。いったい何のために?

アナ不思議などといわずに、あなたも

写真とにらめっこして考えていただきたい。

縄文人からの質問状は、なかなかてごわい。




      [制限時間3分]








今わかっていることは、おおよそ次の通りである。

<口からの穴の不思議>
   口から入る穴から、現代人の常識では、
   食べ物の入り口から出口という消化器系の
   ルートを連想します。しかし、縄文人が、
   どのように考えていたかはわかりません。
   土偶が、女性を表していることから、
   豊穣につながる子宝の道・産道を表すという
   考えもあります。

<耳の穴の不思議>
   これは、土偶が板状になって、ひとりで立たない
   ことと関連していると見られます。
   つまり、吊り下げるための穴ではないかという
   見方があります。


土偶から、縄文人のどんな気持ちをよみとれるのか?

それは、次回をお楽しみに。

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Commented by 大樹勇魚 at 2005-03-27 01:28 x
TBありがとうございます。
「多忙な人のスローライフ(ロハス)」の大樹です。
板状土偶、表情も形もよいですね。
私的に、アニミズムに興味があるので、なにかしら魅かれます。
ブログも拝見しました。なにかしら心が落ちつく感じですね。
また遊びに来させていただきます。
by kitanojomonjin | 2005-03-25 18:02 | 縄文 | Comments(1)