幽霊画 2009年8月8日

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(千駄木・全生庵)
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(応挙・幽霊画【中央】)

先日、谷中の全生庵で、円山応挙の幽霊画をみた。

明治の落語家・円朝のコレクションの一つである。

これとそっくりのものが、津軽の久渡寺にある。

久渡寺で、年に一回、津軽地方のイタコの大祭が開かれる。

その日に限って開帳される幽霊画が、

全生庵のこの幽霊画とそっくりなのである。

半世紀前、小さかった私は、祖母に連れられて久渡寺の

大祭に行った。

そのとき、はじめてみた鳥肌の立つような興奮は、

今でも忘れられない。

スゴミがあった。

残念ながら、全生庵の応挙は、つるりとして、

なにか物足らない。

辻惟雄さんの「幽霊名画集」(ちくま学芸文庫)によると、

これと同じ構図の幽霊画が、現在、アメリカの

カリフォルニア大学バークレー校美術館にもあるという。

その幽霊画は、どんな印象をあたえるのだろうか。

機会があったら、ぜひ見てみたいものである。

(谷中の全生庵では、8月いっぱい円朝コレクションの

幽霊画展をやっているという。)


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by kitanojomonjin | 2009-08-08 12:14 | Comments(0)