ボーン・コレクター 2009年5月2日
2009年 05月 02日ジェフェリー・ディーヴァーのミステリー
「ボーン・コレクター」を読んだ。
脊髄の損傷で四肢がマヒしている
元鑑識課員リンカーン・ライムと、
ライムの美人助手アメリア・サックスが
ニューヨークを舞台に、殺人鬼に立ち向かう。
ジェットコースター・サスペンスと本のカバーに
あったが、確かに息もつかせない。
そのジェットコースターぶりは、
その展開の意外性だけではない。
リンカーン・ライムは、四肢のマヒに絶望して安楽死を望み、
助手のサックスも警官の仕事に失望し
デスクワークに異動を希望している。
殺人鬼と立ち向かうことで、ふたりは唯一生きる手ごたえを感じる。
まさに、人生のジェットコースターである。
最後の章のタイトルがシンボリックである。
「走ってさえいれば振り切れる」
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