巷談 本牧亭 2008年12月29日

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安藤鶴夫の「巷談・本牧亭」を読んでいる。

ずいぶん以前に読んで、

もう一度読みたいと思っていたら、

河出文庫で復刊されたばかり。

腰巻には、安藤鶴夫生誕100年とあった。

学生のころ読んだときは、江戸弁の

しゃきっとしたところなど、ひだひだの部分が

やたら気にいった記憶がある。

いま、30年以上たって読むと、

人生の機微を写したところがいい。

たとえば、こんなとこ。

「おなじ東京の、空の上から円を描いたら、

こんなちっぽけなところでいながら、

そのおなじ東京の町に住んでいて、

みんな、泣いたり笑ったりの毎日を送りながら、

おなじような町をいったりきたりしながら、

こんなクラス会みたいなことでもないと、

めったに顔を合わせることがない。」

30年以上たって読んでも、この本は

ぜんぜん古くなっていない。

不思議なものだ。


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by kitanojomonjin | 2008-12-29 13:46 | 人生 | Comments(0)