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先日、手塚治虫の「ブラックジャック」の誕生秘話を

テレビで、やっていた。

週刊チャンピオンの編集者の証言によれば、

手塚治虫の死に水を取ろうという意気込みだったという。

世はまさに、全共闘の学生運動華やかりしころ。

劇画がはやる時代で、

勧善懲悪の手塚漫画は、どん底だった。

手塚に、最後のチャンスを与えよう。

その代わり、各回読み切り。

4か月当たらなければ、打ち切り。

そんな、厳しい条件で、始まったのが、

「ブラックジャック」だった。

もともと医者を志望した学生だった手塚が、

自分の原点に戻って、選んだネタだった。

だが、子供向けの雑誌に登場した

ブラックジャックという悪徳医。

すべて、かたやぶりのものだった。

結局、多くの読者の支持を獲得することになる。


その魅力とは、なんなのだろう。

気になって、

文庫版のブラックジャックを

いま読みはじめている。

いずれも、新鮮である。

この漫画、殺伐とした現代にこそ

輝きを発しているようだ。

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# by kitanojomonjin | 2017-11-21 21:11 | 人生 | Comments(0)

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先日、日本一の大イチョウを見てきた。

高さ31メートル。10階建てのビルの高さ。

青森県深浦町北金ヶ沢にある。

その迫力たるやすごい。

数日前から、ライトアップも始まったとか。

いままさに、見ごろである。

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# by kitanojomonjin | 2017-11-16 20:42 | 津軽 | Comments(0)

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きょう、多摩川沿いから、

富士山がよく見えた。

みごとに冠雪している。

河原には、渡鳥の姿も見え、

季節は確実に、冬じたくにはいっている。

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# by kitanojomonjin | 2017-11-12 19:17 | 季節の風 | Comments(0)

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アモーレアモーレアモレミヨという音楽が耳について

離れない。

1960年代後半から、70年代の初めまで、

映画館の休憩時間になると

きまってこの曲が流れていた。

これこそ、ピエトロ・ジェルミ監督・主演の

映画「刑事」のテーマ音楽だったのだ。

1959年製作のイタリア映画である。

刑事役ピエトロ・ジェルミを中心とした捜査チームの

活躍ぶりの描き方は、

黒澤明監督の「天国と地獄」にも影響を与えたと

いわれるほど、息の合った小気味のいいものである。

イタリア・ローマの庶民街でおきる犯罪から

話が始まる。

貧しさゆえに、犯される犯罪。

そして、ラストが印象的だ。

クラウディア・カルデナーレが、連行されていく愛人の

クルマを追いかけるシーン。

20歳そこそこの彼女の衝撃的な映画デビューだった。

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# by kitanojomonjin | 2017-11-10 09:17 | 人生 | Comments(0)

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「越境者」という映画を見た。

「刑事」や「鉄道員」で知られるイタリアのピエトロ・ジェルミが監督したもの。

1950年の作品だが、最近、DVD化された。

イタリア・リアリズムの代表作である。

冒頭のカットがすごい。

鉱山の入り口に、立ち尽くす女とこどもたち。

まるで、ギリシャ悲劇のような群像である。

硫黄鉱山の地底にいる男たちを待っているのだ。

男たちは、鉱山の閉山に抗議して、地底に立てこもっている。

いきづまる緊張の中で、一昼夜たつ。

ついに、地底から合図があり、男たちは、トロッコで

地上に上がってきた。

これ以上いると、命の危険があるぎりぎりのところだった。

上がってくる汗と埃にまみれた男の顔のアップ。

そこに、待ちわびた妻やこどもの悲鳴に似た声がかぶる。

ここで、映画の登場人物ひとりひとりが、

見ているものに、確実に印象付けられる。

見事な演出である。

以下、ストーリーは、「怒りの葡萄」のイタリア版といったところである。

一行は、シシリー島の鉱山から、職を求めて、フランスへ。

さらに、北上して、北ヨーロッパの炭鉱をめざす。

その旅の中で、仲間は、どんどん脱落し、最後は、20人前後になる。

雪の国境越えでも、犠牲者を出した。

ようやく国境を越えたかと思ったとき、

国境警備隊に見つかる。

彼らの運命は、どうなるのか?

これ以上は、ネタバレなので、よしにするが、

実に見事な群像劇になっている。


ふと気が付いたが、

これは、まさに、現代の難民の問題を

先取りしているような気がする。

必見である。

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# by kitanojomonjin | 2017-11-06 20:14 | 人生 | Comments(0)


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津輕は、いま錦秋たけなわである。

弘前公園のカエデと桜の紅葉。

桜の葉が、こんなに鮮やかに色づくとは、知らなかったという人がいた。

たしかに、東京の桜の葉は、褐色になってくすんだ色になる。

北国ならではの鮮やかさだ。


目屋の津軽ダムにむかうと、

落葉松の黄色と常緑樹が絶妙のコントラスト。

あるいは、赤・黄の多彩なグラデーションが

錦の絵巻を広げている。

いままさに、津軽は、錦秋たけなわである。



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# by kitanojomonjin | 2017-11-03 19:56 | 季節の風 | Comments(0)


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弘前公園に行ってきた。

おりしも、菊と紅葉まつりの真っ最中。

紅葉といっても、

これほど、グラデーションがあって、みごとなものは、

見たことがない。

やはり、昼と夜の寒暖差の大きい北国ならではの

光景なのだろう。

あらためて、感動した。

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# by kitanojomonjin | 2017-10-27 19:53 | Comments(0)

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けさ、多摩川沿いに行ったら、

大変なことになっていた。

きのうまで見えていた緑の川岸が、あふれる水で姿を消して、

大量の褐色の水が、渦巻いていた。

一時、洪水警報が出ていたらしい。

あらためて、牙をむく自然のすさまじさに、

ぞっとした。

この3年あまり、多摩川沿いを毎朝散歩していて、

始めてみる光景だった。

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# by kitanojomonjin | 2017-10-23 22:00 | 季節の風 | Comments(0)

濁流 2017年10月22日

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台風の先触れの雨がやまない。

多摩川は、濁流が渦巻いていた。

きょうは、選挙。

投票所には、雨にもかかわらず、

多くの人が、ならんでいた。

あの時を境に、

こんな日本になってしまったと後悔しないためにも

一票を入れて来た。

はたして、政治の潮目はかわるだろうか?

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# by kitanojomonjin | 2017-10-22 15:48 | この国のかたち | Comments(0)

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先日、美川憲一が、三越劇場で、楢山節考の

朗読会をして、反響を呼んだという。

ラジオで、その朗読が紹介された。

鬼気迫るものであった。


深沢七郎原作の姥捨て山のはなしである。

年を取った老親を口減らしのため山へ捨てに行く。

一種の親殺しのはなしである。


あらためて、原作を読んでみた。

圧巻は、老婆を山に置き去りにした後、

雪が降ってくる場面である。

「おっかあ、雪が降ってきたよう。

おっかあ、ふんとに雪が降ったなあ。」

雪につつまれて、苦しまずに死ねる。

ぎりぎりの親への愛情の表現である。


「楢山節考」を読み直して、一番びっくりしたのは、

老婆が、山に捨てられる年齢である。

70歳になったら、否応なく、すてられるおきてだった。

現代では、のきなみ、該当者だらけだ。


今の時代になっても、ひとびとの心を

ゆりうごかし、朗読の会場では、すすり泣きの声がきこえたという。

なぜだろう。

そこに、人生の深い問題が潜んでいるせいではないか。

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# by kitanojomonjin | 2017-10-17 09:32 | 人生 | Comments(0)